劇団フライングステージ第33回公演
ジェラシー ~夢の虜~
2006年に初演した「ミッシング・ハーフ」の舞台は、1940年の上海で、川野万里江というヒロインが登場する。
彼女は、サイレント映画の女形俳優だったが、トーキーの登場とともに仕事を失い、再起を図って大陸に渡り、「宦官」の手術を受け、「女優」としての再デビューを夢見る。
万里江ことマリーさんは「サンセット大通り」「雨に唄えば」といった映画を見るうちに、きっとそこにいたんじゃないかと思うようになった架空の人物だ。架空の人物だけれど、ずいぶんいろいろなことを調べた。戦前の映画のこと、当時の中国、上海のことなどなど。いろんな資料にあたっているうちに出会ったのが、川島芳子という人物だ。
彼女は、清朝の王女として生まれながら大陸浪人の養女となり「男装の麗人」として、日本と大陸を往復した「東洋のマタ・マリ」と呼ばれた。
僕が生み出した「女装」のヒロインと「男装」の麗人が、どこかで出会ってるんじゃないか?
そんなことはもちろんあるわけもないのだけれど、だったら、なおさら「出会わせてみたい」と思ったのが、この「ジェラシー」の発端だ。
史実によると1932年、川島芳子は上海に滞在している。川野万里江が上海にやってきたのもちょうどその頃の設定だ。川島芳子をモデルにして書かれた小説のヒロインの名前は、満里子という。そうだ、この年、二人は出会っている。きっとそうに違いない。
恋と戦争と映画の物語を、鳴り響くタンゴに乗せて描いてみよう。男装と女装、装い続け、演じ続けることを望み夢見たヒロインたちと、彼女たちをめぐる男たちの物語を。
■公演日程
2009年1月24日(土)~2月1日(日)
●=公開ゲネプロ(M)
M=ミッシング・ハーフ(再演)
J=ジェラシー(新作)
※アフタートークあり
・1/26…鈴木理映子氏×小林靖弘氏×関根信一
・1/27…溝口彰子氏×関根信一
・1/28…「ジェラシー」ALL CAST
※トークゲストプロフィールは公式サイトにてご確認ください。
1/24(土)14:00●/19:00J
1/25(日)14:00J/19:00M
1/26(月)19:30J※
1/27(火)19:30J※
1/28(水)19:30J※
1/29(木)14:00M/19:30J
1/30(金)19:30J
1/31(土)14:00M/19:00J
2/01(日)14:00J/19:00M
※公開ゲネプロ…1/24(土)19:00開演の「ジェラシー」のチケットをご購入いただいた方を対象に、24日14:00開演の「ミッシング・ハーフ」のゲネプロへご招待させていただきます。くわしくはお問い合わせください。
期間 |
2009/01/24 (土)~2009/02/01 (日) |
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劇場 | 駅前劇場 |
出演 |
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脚本 |
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演出 |
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サイト |
※正式な公式情報は公式サイトでご確認ください。 |
スタッフ | 美術/小池れい 照明/黒尾芳昭(Azure) 音響/はらことり 舞台監督/イワヲ 衣裳/中西瑞美 振付/清水美弥子 中国語指導/シム チュン キャット 宣伝美術/宝田 朝(office regina) 舞台写真/サトウカオル 大道具/王様美術 小道具/高津装飾美術株式会社 印刷/東京書籍印刷株式会社 撮影/TRICKSTAR FILM 助成/芸術文化振興基金 制作協力/早瀬知之・水月アキラ 制作/坂田厚子 制作統括/樺澤 良 企画・製作/劇団フライングステージ 協力/ノックス・KAKUTA・プリッシマ・ポかリン記憶舎・青年劇場・クロカミショウネン18・G-up/劇団制作社 |
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その他注意事項 | 【再演のお知らせ】 「ジェラシー ~夢の虜~」の後日譚にあたる物語「ミッシング・ハーフ」を「ジェラシー」と同じ舞台装置で再演します。 舞台は1940年の上海。落ちぶれたサイレント映画の女形スター、川野万里江と映写技師が繰り広げる、再起をかけた闘いの物語を日本で最初に公開された字幕スーパー付映画「モロッコ」になぞらえて描きます。中国人の執事、宦官の処置人、歌舞伎界名優四世沢村源之助、甘粕正彦の四役を、初演につづき大門伍朗が演じます。 「失われたかたわれ」を探す人々の濃密なドラマをどうぞご覧下さい。 |
期間 |
2009/01/24 (土)~2009/02/01 (日) |
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タイム テーブル |
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劇場 | 駅前劇場 |
料金 |
3,500円 ~ 3,800円 【発売日】2008/12/14 (日) 前売3,500円/当日3,800円 |
チケット取扱 |